ワイナリー巡り~ボルドー編#3~Ch.De La Dauhpine

一番最初に訪れたシャトーは、シャトー・ド・ラ・ドフィーヌです。


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こちらのシャトーはボルドーから東へ30㎞ほどのところ、リブルヌ地区にあるワイナリーです。
AOCはフロンサック。格付けはなし。

ドルドーニュ河右岸のリブルヌ地区は粘土質の土壌に覆われ、メルロを主体とした凝縮した果実味のあるワインが産出される地域です。



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ボルドーワインといえば格付けがありますが、シャトーマルゴーなどで有名な格付けワインのほとんどはメドック地域のもので、さらにいうと1855年に制定された格付けと現在の評価は正しくリンクされていないともいえるので、リブルヌ地区のワインは格付けはありませんが、品質の高いワインを生産するワイナリーがたくさんあるといえます。



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Ch.De La Dauhpineは、食品スーパー「カルフール」の大株主アレー家の所有で、シャトーの所有者はジャン・アレー、息子のギヨーム・アレーが支配人です。

シャトーの名前の由来になった王太子妃(dauphine)は、18世紀にこの荘園の主だったマリー・ジョゼフ・ド・サックス(Marie=josephe de saxe)という女性。

ルイ15世の長男であるルイ・フェルディナン・ド・フランス王太子の2番目の妃でした。

この女性の生んだ息子ルイ・オーギュストが、後にフランス王ルイ16世として即位します。あのマリー・アントワネットの夫ですね。

こちらのシャトー、1986年~2000年まではあのペトリュスのオーナー、J.P.ムエックスが所有していたというフロンサックの銘醸シャトーだそうです。

ただ、父アレーが購入した時は廃墟のようだったそうで、かなり手を入れて現在の近代的な醸造設備のあるシャトーに蘇らせたとのことです。

AOCフロンサックには100シャトーありますが、2番目に大きな40ヘクタールの葡萄畑を所有しているとのこと。

というのが、シャトーの広報担当者による説明でした。
炎天下で立ちっぱで聞くのは辛かったわ・・・

しかしみんなお金持ちになるとシャトーを所有したくなるのは何故ですかね。




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葡萄畑にはバラがつきもの。
バラは害虫に弱く、葡萄が害虫の被害にあうのをいち早く知るためだそうですが、現在はバラと葡萄の害虫は別物なのであまり役にたたない説が有力です。

バラ=害虫駆除の名残で、昔ながらのシャトーにはバラがたくさん植わっています。
景観的には美しいですよね:)



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葡萄畑の美しい風景。こちらは白いバラですね。




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こちらのシャトーの葡萄はほとんどがメルローで、訪れたときはあと1週間ほどで収穫というよく熟している時でした。
もちろん葡萄つまみ食い♪ 甘かった!



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メルロー以外にはカベルネフランもあり。かなりわんさか実ってました。




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醸造所の中へ。近代的です。



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設備も超~立派。



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最新のプレス機らしく、かなり力を入れて説明されてました。




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こちらのシャトー、醗酵はステンレス・タンク、熟成はオーク樽で12ヶ月、新樽比率40%とのこと。



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さて、こちらの樽で熟成されたワインをいただく時間となりました♪
こちらではテイスティングだけでなく、ランチもいただくことに。




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まずはテラスでロゼワインで乾杯。素敵~



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リブルヌ地区のロゼと言ってた気がしますが、すでにゴキゲンでよく覚えてません(笑)
食前に大変美味しいワインでした。



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アミューズブーシュはフォアグラ。美味しかった♪
あと2品くらいおつまみがあったのですが、写真が見当たらない。とにかく最初から飛ばしますw



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アペリティフやアミューズブーシュですでにお腹いっぱいになりましたが、ランチスタートです。
シャトーのワインは赤のみで、2ndのデルフィス・ド・ラ・ドーフィーヌと本家のシャトー・ド・ラ・ドーフィーヌのヴィンテージ違い2種類をいただきました。
セパージュはどれもメルロー90%、カベルネフラン10%。




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最初のワインは2ndの2012年のもの。メルローの土くささの中に甘い花の香りもするふくよかなワインでした。若いだけあって、まだ固さはありましたかね。



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でね、この一品目が超絶美味しかった!!!

「天然スモークサーモンのミックスハーブマリネ ワサビのムースリーヌ&ベビーリーフのてんぷら」

むっちゃ日本からの見学者を意識したメニューというのも感心したし、燻ったハーブがありえないくらい美味しくて、これは真似してみたいなと思った一品でした。

ワサビのムースも絶品。

なんでもこのために日本から空輸してきたワサビで作ったんですって!

この後も他のシャトーで何度かランチをいただきましたが、ここが一番だったし、この前菜がやっぱり一番美味しかったと思っています。素晴らしかった。




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サーモンに感動していたら、2杯目が注がれました。
本家の2009年。
先ほどの2012年よりふくらみと力強さが増しました。
澱もかなりあり(瓶に見えますかね?)、デキャンタージュしてサーブしてくれました。



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一品目で感激していたら、メインがやってきました。

「バザス牛フィレ肉ロースト、ラルドディコロナータ添え
野菜のブレゼ、ジャガイモのカリカリ焼き」

こちらも大変美味しゅうございました。



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で、満を持して登場。2003年です。



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あれ?これデキャンタージュしなかったんだっけ?
まぁ、とにかく美味しかった記憶だけが残ってます(汗)

ワインのバランスがやはり一番よかった。



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そしてこちらは「フロマージュ」と合わせて。
満腹ぷくぷく~と言いながら、ぺろっと食べました:9
やっぱりチーズとワインはゴールデンコンビ!




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で、デザートは別腹w

「スパイス風味パイナップルのタルトレット
柑橘果実のソルベ、フレッシュココナッツソース添え」

後ろにワインがかなり残って見えますが、何度も注いでいただいたからです。ふふふ。




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こちらのシャトー、かなり気前よくポンポン開けてくれまして、みなさんかなり飲まれたと思うのですが、最後は残っている瓶が結構ありました。

で、みんなで「もらっていかない?部屋飲み用に♪」(!)と、恥を承知で持ちかえりたい旨伝えたら快く持たせてくださいまして。
まぁ、なんて良いシャトー。
素晴らしいシャトーで本当に美味しいランチとなりました。



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ちょっとしたスペースにある調度品も素敵。




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もともとお貴族様の館ですからね。ゴージャス。



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美味しいランチと素晴らしいワインをいただき、ゴキゲンになりながらシャトーを後にしました。

メルローはそれほど好きではない葡萄でしたが、ここへきて評価急上昇。

土っぽさの中に甘やかな香りとふくよかさがある本当に美味しいワインは、食事にも合わせやすいなというのも実感しましたし。

やはり本場で飲むワインに勝るものはないと思ったシャトー訪問でした。


こちらのシャトー、カルフールオーナー一族所有だけあって、商売上手な印象も受けました。

HPみていただくとわかるように、4言語対応もすごいし(一般的に仏英くらい)、日本からの見学者もてなす術も心得てますし、何より誰でも見学ウェルカムな姿勢が素晴らしいです。

気取ったところがないのは、新興のシャトーだからでしょうか。

私はもてなす意欲に溢れていて、好感がもてるシャトーだと思いましたよ。

HPから申し込んで見学とランチもいただけます。

機会があれば是非♪オススメシャトーです:)






BGM♪ Hilary Hahn / Bach 's Chaconne for Solo Violin

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