ワイナリー巡り~ボルドー編#6~Ch.Latour Martillac

少し間が空いてしまいましたが、まだまだボルドーシャトー巡りは続きます。
年内に終わるかしらw



01-chlatour-martillac12.jpg

次に訪れたのは、ボルドーの街から南へ10㎞ほど、グラーヴ地域にあるシャトー・ラトゥル・マルティヤック です。

グラーヴはボルドー市街地から一番近いワイナリー地区になりますかね。



chlatour-martillac-map1.jpg

グラーヴの格付けは、メドックの1855年の格付けからおおよそ100年後の1953年に制定されました。

他の地区と異なり格付けに階層はなく、赤白両方のワインが格付けの対象となっています。

ボルドーの街の南、グラーヴ北部からペサックとレオニャンとその周辺の8つの村がこの村名AOCになります。

格付けに選ばれているシャトーのAOCはすべてペサック・レオニャン地域にあり、制定から6年後の1959年に一度だけ見直しがなされていますが、それ以降の見直し変更はされていません。




02-chlatour-martillac16.jpg

今回訪れたシャトー・ラトゥル・マルティヤックは、赤白両方がGrand Cru classe de Gravesに格付けされているシャトーです。

ちなみにぺサック・レオニャンで赤白両方が格付けされるシャトーは6シャトーです。



03-chlatour-martillac17.jpg

こちらのシャトー、とーーーってもフレンドリーで、親しみやすさでは一番でした:)

シャトーは、ボルドー最大手のネゴシアンであるクレスマン家のエドワード・クレスマンが1871年に独占販売権を獲得し、1929年に息子のアルフレッドがシャトーを取得。

元々はこの地方の大地主であるモンテスキュー家の一部が分離してできたシャトーだそうで、12世紀からある歴史あるシャトーだそうです。

シャトー名は、その頃に建てられた城の一部である塔に由来しており、以前は単に「シャトー・ラトゥール」と呼ばれていましたが、メドックの1級シャトーのラトゥールと同じになってしまうため、所在地のマルティヤック村の名前をつけて「シャトー・ラトゥール・マルティヤック」と変更したそうです。

ボルドー第二大学の醸造学部教授ドゥニ・デュブルデューさんを1987年より白ワインのコンサルに、ミシェル・ロランさん(シャトー・レイニャックと同じですね)を赤ワインのコンサルに迎え、近年著しく品質を向上させているそうです。

ちなみにデュブルデューさんはボルドー白ワインの父とも呼ばれているすごい方です。

テイスティングが楽しみです♪



04-chlatour-martillac15.jpg

畑の見学は、写真みる限り黒葡萄だけでしたね。

土壌がガロンヌ川に近い一帯は大きな砂利で色も黄土色、その東側は小さな白い砂利で、そのためワインも一様ではありませんが、芳香が華やかでボディーもしなやかなのが特徴とのこと。
白ワインは、ボディーのしっかりした特有の味わいを持つ優れたタイプだそうです。




05-chlatour-martillac13.jpg

たわわに実った葡萄は落ちるがままに。

ここの畑が訪れた中では一番実りが早かったかな。

現在は有機栽培を採用し、20世紀初頭までは白ワインのみを作っていましたが、現在では赤ワインの比率の方が多くなっているそうです。




06-chlatour-martillac11.jpg

さて、畑の見学も終え、醸造所の見学へ向います。

シャトーの敷地内、あちこちにお花が咲き乱れていて、とても美しかったです。
秋紫陽花も満開でした。




07-chlatour-martillac14.jpg

醸造所に向う途中、子供たちの歓声が響いてました。

なんでも、こちらのシャトーは敷地内にオーナー家族もお住まいだそうで(実際にオーナーが住んでいるのは珍しいとのことです)、夏休みのこの季節はプールでもあるのか子供が水辺できゃっきゃっと遊ぶ楽しそうな声がずっと聴こえてました。

あちらがお住まいなのねと思いながら、微笑ましかったです:)




08-chlatour-martillac19.jpg

醸造所に向う前に、この建物内でシャトーについて説明をしていただきました。




09-chlatour-martillac10.jpg

説明を聴いているところへ、オーナーのトリスタン・クレスマンさんが孫娘を連れて登場。

今回の各シャトー見学で、オーナーと直接お会いできたのは、このシャトー・マルティヤックだけでした。

写真の画は、有名な画家の方が描いたマルティヤックの収穫風景とのことでしたが、誰の画だったか思い出せない(汗)
オリジナルは美術館に寄贈しているそうです。

で、「帽子をお持ちの方は私と一緒にこの画のように撮りましょう!」とのことだったので、慌てて帽子かぶって一緒に写真撮ってもらいました。
載せられないけど、みんなで帽子かぶって楽しそうな写真が撮れましたよ:)



10-chlatour-martillac.jpg

さて、写真でひとしきり盛りあがった後、壁一面にかかっていた巨大なオーナー家の系譜図で、今いた孫娘ちゃんを醸造長さんから教えてもらったり。
一族全員の写真が載っているのが珍しく、面白かったですね。



11-chlatour-martillac7.jpg

ひとしきり一族の説明をうけた後(謎)、蔵の中へ。
こちらの樽は赤い胴体が鮮やかでした。



12-chlatour-martillac8.jpg

蔵の中央にはロゴのクマさんも。
蔵や醸造の説明はわりとさらっと終わったと記憶しています。

そしてお待ちかねのテイスティングへ。



13-1-chlatour-martillac6.jpg

マチュー先生もなんだか嬉しそうにしていますw
ワイン注いでいるのはマルディヤックの醸造長さん。




13-chlatour-martillac6.jpg

こちらのテイスティング、なんと赤ワインからでした。

味の濃い赤から勧めるとは意外も意外で、よっぽど白ワインに自信があるんだなぁとも思いました。



15-chlatour-martillac2.jpg

このシャトーのワイン、黒と金と白という個性的なエチケットです。
真ん中には剣をくわえたクマさん。

なんでもトリスタンさんのお爺さんのアルフレッドさんが使っていたワインノートからの図案だとか。
個性的で面白いですね。



16-chlatour-martillac4.jpg

さて、いよいよテイスティング。

まずは赤ワインです。

シャトー・ラトゥル・マルティヤック2012
カベルネソーヴィニオン52%
メルロー41%
プティヴェルド7%
というセパージュで、2014年6月に瓶詰めしたそうです。

カベソーとメルローの力強い感じがありながら、わりと軽くも飲めた印象でした。



17-chlatour-martillac3.jpg

続いて真打ちの白ワインです。

シャトー・ラトゥル・マルティヤック2012
ソーヴィニヨンブラン60%
セミヨン40%、

これは美味しかった!

ペサック・レオニャンの白はこれ!という、土壌(テロワール)の複雑味がよく出ている奥深い香りが楽しめました。

ソーヴィニヨンブラン独特の白い花やグレープルーツの爽やかでほろ苦い香りにマンゴーやパイナップルなどの南国フルーツの甘やかな香りもし、かすかにヘーゼルナッツを思わせるノワゼットの香りも。
しっかりとした爽やかさの中にエレガントさもあり、バランスの良さは最高でした。


これでお値段そんなに高くなかったんですよねー。

お料理にもとっても合わせやすそうだし、これは買いだわ!と思ったのですが。



14-chlatour-martillac5.jpg

こちらのシャトーは簡易販売所があったので、購入して帰ろうと思ったのですが、まだまだ続くシャトー巡りだし、ここから送れないのがネックになり、持って帰るのは諦めたんですよ。

その場でさくっとネット検索したところ、日本のいくつかのお店で買えそうだったし。


で、後日日本に帰ってきて真剣に検索してみたところ、なんとデュブルデューさんがコンサルにつく以前の古い白しか日本では簡単に手に入らないようで・・・

あーあ、やっちまいました。
買ってくればよかった。。



18-chlatour-martillac.jpg

さらに後日。

田崎のクラスでマルティヤックのワインが出てきたので、先生に頼んで学校経由でインポーターさんから直接購入させていただきました。

現地での価格の倍以上しましたね~w

8400円@1本也。

最近日本でボルドーの白、特にペサック・レオニャンの白ワインが人気だからでしょうか。倍は高いですね。

モノによっては自分で買うより税金や送料を考慮すると日本で買う方が安かったりするのですが、このシャトーは違った。。。

ま、こういうのも勉強です。




本当に美味しかったマルティヤックの白。

ボルドーの美味しい白ワインの思い出として、家飲みで楽しみたいと思います♪


アットホームで白ワインが特に美味しかった、素敵なシャトー・マルティヤックでした。





BGM♪ Bear's Den / Above the Cloud of Pompeii

tags